オウギチョウチョウウオ(扇蝶々魚、学名:Chaetodon meyeri)は、スズキ目チョウチョウウオ科に分類される魚類の一種。種小名は、本種のタイプ標本を所持していたオランダの人物(Johan Frederik Meijer)に由来するものと思われる。

形態

  • 全長20cm。
  • 青白い体側に複数の黒い曲線が走っている。
  • 周縁部は黄色。
よく似た種

本種はハナグロチョウチョウウオと生態や分布域が似ている。

本種の黒い曲線の部分は、ハナグロではオレンジ色の斜線である。本種とハナグロの交雑と思われる個体も存在する。

生態

サンゴの粘液やポリプを主に食べる。

水深5-35mのサンゴ礁に単独かペアで生息している。食性の関係上、サンゴが豊富なところに居付く。

分布

西部太平洋、インド洋。日本では少ない。

人とのかかわり

観賞魚。ポリプ食のため飼育は難しい。

脚注・出典

参考文献

  • 中村庸夫『チョウチョウウオガイドブック』TBSブリタニカ、2003年、pp. 54,55頁。ISBN 4-484-03404-2。 

関連項目

  • 魚の一覧
  • 熱帯魚

外部リンク

  • FishBase

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