日本へようこそエルフさん。

『日本へようこそエルフさん。』（にほんへようこそエルフさん）は、まきしま鈴木による日本のライトノベル。元々は『小説家になろう』にて2017年2月から連載されているオンライン小説であり、2018年8月からHJノベルス（ホビージャパン）より書籍化刊行されている。書籍版のイラストはヤッペンが担当している。

夢の中の異世界を旅することができるサラリーマンの男性と、異世界から現代日本へやってきたエルフの少女を中心とした物語が描かれる。

メディアミックスとして、青乃下によるコミカライズが『コミックファイア』にて2018年12月から連載中。2025年1月からテレビアニメが放送中。

あらすじ

定時退社を心がけるサラリーマンの北瀬一廣は、眠ることで剣と魔法のファンタジーな夢の世界を冒険する不思議な体験をしていた。そんなある日、夢の世界で出会ったエルフのマリー（マリアーベル）とともにナズルナズル遺跡を冒険中に魔導竜ウリドラに襲われ、そのブレスでマリーとともに焼かれてしまう。翌朝、一廣はいつも通りに現実世界のベッドの中で起きるが、傍らには夢の世界の住人だったはずのマリーが現実世界に来ていた。こうして一廣は、現実世界でマリーとの同居生活を送ることとなった。

登場人物

声の項はテレビアニメ版の声優。

北瀬一廣（きたせかずひろ） / カズヒホ: 声 - 小林裕介、渡部恵子（幼少期）; 本作の主人公。カズヒホは夢の世界での名前。腕輪に名前を登録する時に一文字間違えてしまい、カズヒホとなってしまった。; 一廣は25歳だが、カズヒホは10代の姿となっている。; 寝るともう一つの世界の自分に意識が移り、もう一度寝るか魔物に襲われて倒されると元の世界に戻る、という不思議な能力を持っている。
マリー: 声 - 本渡楓; カズヒホが夢の世界で出会ったエルフ。本名はマリアーベル。; カズヒホとともにウリドラに襲われた際、カズヒホと抱き合っていたことで一廣の世界に来てしまった。; 好奇心旺盛で、一廣の世界に来た際は未知の世界にワクワクしていた。
ウリドラ: 声 - 内山夕実; カズヒホとマリーがナズルナズル遺跡の最深部で出会った魔導竜と呼ばれる巨大なドラゴン。
ミュイ: 声 - 佐々木李子; 猫族の子ども。

既刊一覧

小説

まきしま鈴木（著）・ヤッペン（イラスト）『日本へようこそエルフさん。』ホビージャパン〈HJノベルス〉、既刊10巻（2025年1月18日現在）※6巻以降は電子書籍版のみ
1. 2018年8月25日発売、ISBN 978-4-7986-1735-0
2. 2018年12月22日発売、ISBN 978-4-7986-1843-2
3. 2019年5月24日発売、ISBN 978-4-7986-1912-5
4. 2019年9月21日発売、ISBN 978-4-7986-2001-5
5. 2020年2月22日発売、ISBN 978-4-7986-2107-4
6. 2020年7月22日配信
7. 2021年7月19日配信
8. 2022年10月19日配信
9. 2023年10月19日配信
10. 2025年1月18日配信

漫画

青乃下（漫画）・まきしま鈴木（原作）・ヤッペン（キャラクターデザイン）『日本へようこそエルフさん。』ホビージャパン〈HJコミックス〉、既刊11巻（2025年3月1日現在）
1. 2019年5月27日発売、ISBN 978-4-7986-1935-4
2. 2020年3月27日発売、ISBN 978-4-7986-2155-5
3. 2020年8月27日発売、ISBN 978-4-7986-2251-4
4. 2021年3月1日発売、ISBN 978-4-7986-2431-0
5. 2021年9月1日発売、ISBN 978-4-7986-2585-0
6. 2022年3月1日発売、ISBN 978-4-7986-2652-9
7. 2022年9月29日発売、ISBN 978-4-7986-2884-4
8. 2023年5月1日発売、ISBN 978-4-7986-3071-7
9. 2023年12月28日発売、ISBN 978-4-7986-3332-9
10. 2024年8月1日発売、ISBN 978-4-7986-3562-0
11. 2025年3月1日発売、ISBN 978-4-7986-3775-4