芸能山城組(げいのうやましろぐみ)は、民族音楽を主題にした楽曲を発表している日本のアーティストグループ。文明批判をテーマに掲げ活動を行っており、1988年に公開されたアニメ映画『AKIRA』の音楽を担当したことでも知られる。

概要

インドネシアバリ島のケチャの全編上演成功を機に、1974年1月19日に設立された。山城祥二が主宰。学生、ビジネスマン、エンジニア、医師、ジャーナリストなどさまざまなメンバーから構成される。

毎年夏に、新宿の新宿三井ビルディング前55ひろばにおいてケチャまつりを行っている。

その他、不定期に群芸「鳴神」というパフォーマンスや、高校への出張公演なども行っている。

来歴

1966年にお茶の水女子大学と東京教育大学(現・筑波大学)の学生による男女混成合唱団「ハトの会コーラス」のリーダーに山城祥二(大橋力)が就任。ブルガリアの伝統的な女声合唱のほか、日本民謡、ジョージアの合唱など、さまざまな唱法でのコーラスにチャレンジする。

1969年、「合唱団ハトの会」に改名。民族音楽研究家の小泉文夫の協力を得て、メディアに登場するようになる。

1970年に「恐山」を発表し、1976年に「恐山/銅之剣舞」としてアルバムをリリース。山城が民族音楽コレクションのスーパーバイザーをレコード会社から依頼され、各地へ録音に出かけるようになる。これがJVCワールドサウンズの発売につながる。

1973年、バリ島に初の調査。

1974年に日本初となるケチャの全編上演をきっかけに「芸能山城組」に改名。

1986年に、バリのガムランや日本のお経など、さまざまな民族音楽や唱法を取り入れた「輪廻交響楽」発表。これを聴いた大友克洋から楽曲の借用を要請されたのをきっかけに、『AKIRA』のすべての音楽を担当し、1988年に「Symphonic Suite AKIRA」として発表。1990年に「翠星交響楽」発表。その後も世界各地の民族音楽の研究と発表を続けている。

ディスコグラフィ

シングル

アルバム

オリジナル・アルバム

ライブ・アルバム

ベスト・アルバム

サウンドトラック

脚注

関連項目

  • 芸能
  • ブルガリアの音楽
  • ポリフォニー
  • 石川浩司 - ミュージシャン。元たま、現パスカルズ。元メンバー。太鼓の基本を習ってすぐに辞めてしまう。脱退の理由は不器用で集団生活が苦手だったため。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントによる紹介ページ
    • 芸能山城組

芸能山城組AKIRA公演「逢燦杰極譚(アキラじぇごぐだん)Ⅱ」公式動画 YouTube

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