2022年の横浜DeNAベイスターズでは、2022年シーズンの横浜DeNAベイスターズの動向についてまとめる。
この年の横浜DeNAベイスターズは、三浦大輔監督の2年目のシーズンである。
開幕前
前年最下位に沈んだこともあり、球団スローガンを『横浜反撃』にすることを1月23日に発表。
東北楽天ゴールデンイーグルスを自由契約になった藤田一也が10年ぶりに古巣復帰し、北海道日本ハムファイターズを自由契約になった大田泰示を獲得。さらに中継ぎ投手の補強でブルックス・クリスキーを獲得した。一軍には齋藤隆、石井琢朗、鈴木尚典、相川亮二、二軍には小杉陽太といった球団OBがコーチとして古巣復帰。さらに数多くの投手を指導してきた小谷正勝が投手陣の立て直しのため18年ぶりにコーチングアドバイザーとして古巣復帰を果たした。
開幕後
タイラー・オースティン、ネフタリ・ソトの外国人野手とエース左腕の今永昇太が春季キャンプ中に故障し開幕から出遅れる。さらに、4月6日から新型コロナウィルスの陽性者が続出し、4月7日から10日までの4試合を中止。4月12日からは総勢22人の選手を入れ替え、一軍の試合を再開した。最大借金9と4月5月は下位に落ち込むが、交流戦以降はチーム成績も安定し、6月7日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)では、先発の今永昇太が球団としては1970年の鬼頭洋以来52年ぶり4人目となるノーヒット・ノーランを達成。7月28日には伊藤裕季也とのトレードで楽天から森原康平を獲得。8月にはシーズン途中までシカゴ・カブスでプレーしていたロバート・ガゼルマンが途中加入した。8月21日の広島東洋カープ戦まで横浜スタジアムで開催された試合で連勝を続け、プロ野球史上3球団目、球団新記録となる本拠地17連勝を記録し、首位東京ヤクルトスワローズを追う2位まで浮上した。しかし、8月26日からのヤクルトとの直接対決で3連敗してしまいゲーム差を広げられる。8月は18勝6敗と、球団としては1997年8月以来の月間18勝を記録するものの、首位とのゲーム差を詰めることはできず、ヤクルトの優勝マジックが2になった9月25日の神宮球場での直接対決でサヨナラ負けを喫し、優勝争いに敗れシーズン2位が確定した。三浦監督は球団の生え抜き監督では初のAクラス入りを果たした。また、これまで苦手としていた阪神相手に9年ぶりに勝ち越しを決めた。
チーム成績
レギュラーシーズン
セ・パ交流戦
クライマックスシリーズ
記録
- 本拠地17連勝:6月28日 - 8月21日 ※1965年の南海、1980年の広島(共に19連勝)に次いで、史上3度目
入団・退団
シーズン開幕前
シーズン開幕後
本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
マイナビオールスターゲーム2022選出選手
代表選出選手
侍ジャパン強化試合2022・侍ジャパンシリーズ2022
- 日本代表
- 今永昇太
- 牧秀悟
選手・スタッフ
- 背番号変更
- 中川虎大 93→64
- 石川達也 101→95(6月支配下登録)
- 平良拳太郎 059→59(7月支配下登録)
- 宮城滝太 100→92(7月支配下登録)
- 守備位置変更
- 勝又温史 投手→外野手
個人成績
投手成績
- 色付きは規定投球回数(143イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
野手成績
- 色付きは規定打席(443打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
タイトル
- 佐野恵太
- 最多安打(初)
表彰
- 牧秀悟
- ベストナイン(二塁手部門、初)
- 月間MVP(5月)
- 佐野恵太
- ベストナイン(外野手部門、2年ぶり2度目)
- 今永昇太
- 月間MVP(8月)
達成記録
- 8月24日 - 山﨑康晃が通算200セーブ、史上8人目。29歳10か月での達成は史上最年少。
- 9月17日 - 宮﨑敏郎が通算1000安打、史上315人目。
記録
- 6月7日 - 今永昇太がノーヒットノーラン達成、史上85人目96度目、球団では1970年の鬼頭洋以来52年ぶり4人目。
試合結果
新型コロナウイルスの影響
- 4月7日 - 10日
- 以下の選手、コーチ及びスタッフが新型コロナウイルスに感染、もしくは濃厚接触者となったため、4月7日 - 8日の試合は中止、9日 - 10日の試合は延期となった。
- 7月29日 - 31日
- 対戦相手である読売ジャイアンツの選手、コーチ、監督及びスタッフから新型コロナウイルス感染者が多数出たため、7月29日 - 同30日の試合は延期となった。
ドラフト指名選手
脚注
注釈
出典
関連項目
- 2022年の日本プロ野球
- 横浜DeNAベイスターズ及びその前身球団の年度別成績一覧




